American Boyfriend: The Ocean View Resort


「オーシャン・ビュー・リゾート」は、出身地である沖縄の離島を再訪した語り手「僕」が、子どもの頃の友人である「Y」に再開するところから始まる。「僕」は子どもの頃、淡い恋心を同性である友人「Y」に抱いていた。それは伝えられないまま、「僕」は島を出た。二人が散歩するビーチには、オーシャン・ビュー・リゾートと名付けられた本土からの観光客向けホテルが建っているが、現在はすっかり寂れてしまっている。歩きながら、「Y」が終戦直後に起きた、日本兵による住人の虐殺事件、そして米軍の上陸により起きたゲリラ戦と、虐殺を恐れて投降した住人や日本兵について語る。語りはいつしか「Y」から収容された日本兵へと移行する。そこで語られるのは、彼とアメリカ兵が、フェンスを介してベートーヴェンの弦楽四重奏を聴いた、親密なひとときの記憶。その記憶に触発されるように、「僕」はかつて「Y」の自転車の後ろに乗って祭りから帰った夜のことを思い出す。沖縄戦や戦後沖縄において表出することのない、男性間の親密な関係性を描くことを試み、そして「僕」(=作者自身の体験が投影されている)と「僕」がかつて憧れ、そして実際に住んでいたアメリカに対するアンビバレントな感情が語られる映像作品。すべての語りは作家自身によって行なわれている。

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At Raum1F
5-39-12 Jingumae Shibuya-ku Tokyo
Dates:December 4th(Wed)-20th(Fri)

 

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American Boyfriend Project
Curation: Hikotaro Kanehira, PR: Maho Masuzaki, Design: Toshimasa Kimura