無題 (地球の裏側であなたをみつける)



『Island of Shattered Glass』プロジェクトに取り組んでいる時に偶発的に出来上がった作品です。 そのプロジェクトはよく少年時代の事を僕に思い出させました。そして雪というものが、亜熱帯の小さな島で育った子供の頃の僕にとって、 どれだけの意味を持っていたのかということを。

毎年冬になると、北の方から発泡スチロールの雪だるまが、 僕たちの学校へ送られてきました。中は空洞で、雪が詰められています。 僕たちはそれをブルーシートに広げ戯れますが、冷たい雪は、暖かい沖縄の冬の太陽にすぐに溶かされてしまいます。

子供の頃は、島の外の世界は冬になると一面雪に覆われるものだと想像していました。 そして、僕には『I will Find You on the Other Side of the Earth』という、 簡潔にいえば、ヨーロッパにてゲイの沖縄人を見つける、という未完・未実行のプロジェクトがありました。 しかし、向こう側は、今のところ、とても遠く感じました。

日本はちょうど半円の淵に当ってしまい、この地球儀には、ありません。