You were there in front of me


ある著名人は、Meeting People is Easyと言いましたが、
僕自身の経験上そうとは思えません。

いつも、理想的なプラットフォームを求めていました。それがどれだけ一時的であれ、シンプルかつ安全で、他人と確かな関係性を築ける空間を。

最近は、オンラインでの出会いも広まり、ビデオチャットなどを通しての交流も増えました。見知らぬ他人とバーチャル空間で出会う事は一昔前の絵空事でしたが、今は只、いやらしい出会いに見えてしまいます。そして、不確かです。

しかし、実際のリアルな世界で会う事を前提とせずに、オンラインで誰かに出会い、そこに確かな結びつきを作り上げ、そしてその関係を確かにすることは可能なのでしょうか。

幸運なことに、僕には写真というツールがあります。写真なら、ウィンドウと呼ばれるマイクロコスモスに閉じ込められたその人の存在と、関係の確かさをフレームの中に閉じ込め、証明する事ができるかもしれません。 それが、明るいスクリーンの平面状に浮かぶ部分だけでそれ以外何もない、断片的なポートレイトだとしても。

試してみました。世界中の他人にコンタクトをとり、時間を決めて、自分の部屋、自分のパソコンの前でカメラを構えました。彼らも、すぐそこ、薄いコンピュータースクリーンに隔てられ、彼ら自身の部屋で気まずそうにポーズをとりました。何人かは、地球の反対側にいました。そこで、対面し、話をして、写真を撮りました。

残ったのは、これらの写真。クリアなものもあれば、ピクセルが目立つものもあります。

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