無題 (セルフポートレイト、12本の露光されたフィルム)



12本のフィルムを使い、自分を撮影しそして現像する前に、全てを開き露光しました。彼らは現像される事無くそのままの状態で、だんだんと植え付けられた情報を失ってゆきます。何本かは暴力的に引き抜き露光され、何本かはまだ露光の量も少ない。しかし全てのイメージは、たとえその過程が速かれ遅かれ、光によって浸食されています。最後には光そのそのものが、『光の記憶』を消し去ってしまうでしょう。後に残るのは、ある歴史だけ。彼らの、写真的媒体というものを超越した存在が語りかける歴史、僕と彼らとの間で取り交わされたの秘密裏の関係、そして彼ら自身が主体的に、見る人に投げかける問いとそこから生まれる対話。