風と共に散る


Pencil on Paper
Dimensions Variable
今までの人生を振り返り、自伝を書いてみました。

記憶をさかのぼって見つけた一番遠い記憶は、はたしてそれが自分の記憶なのか、人から聞かされたものなのか、または写真から得た情報なのか、見当もつきません。もしかすると昔観た映画や読んだ小説と記憶が混同してしまったかもしれません。まとまりのない記憶をほどいて、一つの物語を紡ぎだそうとしても、時系列は混乱しており、また、断片断片が独立していて、つないでゆく事もままなりませんでした。

そんな記憶の曖昧さがあり、虚栄心や嘘があり、そして偏重した自分自身がいる。そこから、どんどんと現実を離れた、安っぽいメロドラマが紡ぎだされてしまいました。オリジナリティのない、面白くない物語でした。ばかばかしくなった僕は最終章にでたらめのストーリーをでっち上げて物語を完結させ、風にまかせるままにしました。ばらばらになって、そこから拾い上げたちいさなものから、何かへと広げてゆく事ができれば、それはそれで建設的なのかもしれません。