Wallet Photograph



サイズ:A4
カラーコピー

人はよく、大切な写真を財布に入れて持ち運びます。見せられる写真は、大概折れていたり、ふちが破れていたり、汚れていたり。それでも、普通の写真よりもイメージとして重みがあり、美しくもあります。いったい、どれくらい財布の中に入れておけば、そのような財布写真が出来るのでしょうか。

マシューの住む場所の裏庭には、大きな木が立っています。僕は何度かその木の写真を撮りました。なぜか惹かれるその木を財布写真にしたいと思い僕は、それを印刷して財布にしのばせました。ひと月後、しわしわの写真になり、どこか、歴史があるようにも見えます。

しかし、そのゆるやかな折れ目もそのうち平らになり、普通の写真に戻ってしまうのでしょうか。