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Things So Faint But Real | 小さいながらもたしかなこと

2018年11月17日(土)

小さいながらもたしかなこと
日本の新進作家vol.15

会場:東京都写真美術館
会期:2018.12.1 (Sat) – 2019.1.27 (Sun)
参加作家:石野郁和、河合智子、細倉真弓、ミヤギフトシ、森栄喜

作家とゲストによる対談:2018.1.11 (Fri) 18:00-19:30 ミヤギフトシ × 岡田利規(演劇作家、小説家)

2011年より継続してきた写真プロジェクト「感光」とその撮影の様子を映像に記録した「感光の数分間」を展示予定です。

詳細:http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3098.html

Things So Faint But Real
Contemporary Japanese Photography vol.15

Venue: Tokyo Photographic Art Museum
Dates: 2018.12.1 (Sat) – 2019.1.27 (Sun)
Artists: Mayumi Hosokura, Fumi Ishino, Tomoko Kawai, Futoshi Miyagi, Eiki Mori

Details: http://topmuseum.jp/e/contents/exhibition/index-3099.html

Closed Windows

2018年09月22日(土)

会場: XYZ collective
会期:2018年9月23日(日)-10月21日(日) 14:00 – 19:00、月・火・水は休み
レセプション: 2018年9月23日(日) 14:00-18:00
出展作家: 朝海陽子、キム・ジンヒ、スコット・トレリーヴェン、エミリー・ワーディル、乗代雄介

二度目となるAmerican Boyfriend企画のグループ展をXYZcollectiveにて開催いたします。

男性間の同性愛行為が禁止されていた時代の男同士の関係を描いたE・M・フォースターの小説『モーリス』の物語、またフォースターの生前それが英米の知人らのネットワーク内で読まれていたということなどから着想を得た、閉じた場で行われる行為やそこで育まれる関係に焦点を当てます。

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フランスの村で実際に起きた謎の火事事件をもとに、避難を拒み閉ざされた部屋に残ろうとする女性を描くエミリー・ワーディルの映像作品「No Trace of Accelerator」。かつて親密な関係にあった誰かから誰かへと宛てられた古い葉書を写真に写し、裏面にあった文章の断片をまるで暗号のように刺繍でおもて面に浮かび上がらせるキム・ジンヒ「Letter to Her」シリーズ。90年代のトロントで、クィアジン「This is the Salivation Army」の出版・流通を通して世界各地と繋がったスコット・トレリーヴェン。居心地の良さげな部屋の中で、映画を観る人々の様子を写真に写す朝海陽子「Sight」シリーズ。これらの作品のほか会場では、なにもかいて残さず死んでしまった、親しかった叔母とふたりだけで過ごした一日の繰り返しを試みる主人公を描く、小説家・乗代雄介の新作短編作品も配布いたします。

外の世界からは切り離された場所で生まれる関係や行動が、外に流出することなく止まり、豊かな、充足した関係となる。または暴力を生み出す。その関係や行動は、隠れることを余儀なくされたことかもしれないし、あるいやささやかすぎて、外に知られる必要すらないことかもしれない。閉じた場所で起こることの多くはそのまま人目に触れられることなく、世界に影響も与えない。与えないはずなのだ。それでもそれが晒され、時代によっては罪となりもする。でも時に、思わぬ形でそれがある種の希望として誰かの目に留まることもあるかもしれない。

ミヤギフトシ、2018年9月

*エミリー・ワーディル「No Trace of Accelerator」(49:23)は毎時00分頃スタートします。

American Boyfriendトーク / レースカーテンの隙間から:翻訳とマイノリティと

2018年07月06日(金)

2011年から始まったAmerican Boyfriend企画のトーク、5回目となる今回は、言語の違いや翻訳が生む関係やマイノリティが触れるさまざまな境界をテーマに、温又柔さんと都甲幸治さんをゲストにお迎えし開催いたします。

7月7日(土)発売の文藝2018年秋号(河出書房新社)にて、「アメリカの風景」(文藝2017年夏号)、「暗闇を見る」(文藝2017年秋号)に続く三部作の最後となる小説「ストレンジャー」が掲載されます。2000年代中ごろのニューヨークで写真を学ぶアジア人の主人公が、会ったことのない男性の部屋を訪ね、ふたりが恋人同士の関係にあるように写真を撮る『Strangers』という作品を通し、アメリカにいる人種や境遇もさまざまな人びとに出会ってゆく……という物語になっています。

トークではこれまでに書いてきた小説、そしてAmerican Boyfriendプロジェクトを通して考えてきた翻訳を介した関係性や、「ストレンジャー」の執筆時につきあたったマイノリティとは誰かという問い、そして単なる断絶ではなくより柔らかな境界について、最新作『空港時光』(河出書房新社、2018年)をはじめとした作品で言語や境界線の揺らぎを描いてきた温又柔さん、『読んで、訳して、語り合う。都甲幸治対談集』(立東舎、2015年)などを通して、人種やセクシュアリティに限らないマイノリティのあり方について探られている都甲幸治さんとともに、お話できたらと思います。

会場:VACANT
住所:150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-13
日時:2018年7月22日(日) 16:30- (16:00開場)
入場料:1,500円(1ドリンク付き)
予約:https://americanboyfriend5.peatix.com

出演:
温又柔
都甲幸治
ミヤギフトシ

司会:
江口研一

主催:VACANT
協力:河出書房新社

Going Away Closer | 近くへの遠回り―日本・キューバ現代美術展

2018年05月28日(月)

会場1:ウィフレド・ラム現代美術センター
会期:2018.3.9(Fri) – 2018.4.28(Sat)

会場2:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
会期:2018.6.6(Wed) – 2018.6.17(Sun)

参加作家: 岩崎貴宏、高嶺格、田代一倫、レニエール・レイバ・ノボ、レアンドロ・フェアル、三瀬夏之介、ミヤギフトシ、ホセ・マヌエル・メシアス、持田敦子、毛利悠子、グレンダ・レオン

キューバのウィフレド・ラム現代美術センターにて開催されたグループ展の帰国展が青山のスパイラルにて開催されます。「ロマン派の音楽」2チャンネル・3オーディオ版を中心とした小さなインスタレーションを展示予定です。
詳細:https://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2635.html

Venue: Centro de Arte Contemporáneo Wifredo Lam
Dates: 2018.3.9(Fri) – 2018.4.28(Sat)
Venue2:Spiral Garden (Spiral 1F)
Dates: 2018.6.6(Wed) – 2018.6.17(Sun)

Artists: Takahiro Iwasaki, Leandro Feal, Glenda León, José Manuel Mesías, Natsunosuke Mise, Futoshi Miyagi, Atsuko Mochida, Yuko Mohri, Tadasu Takamine, Kazutomo Tashiro, Reynier Leyva Novo

Info: http://www.spiral.co.jp/en/e_schedule/detail_2635.html

Contemporary Art of the 21st Century: Exhibition of Taguchi Art Collection | 21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展

2018年05月12日(土)

会場:平塚市美術館
会期:2018.4.21(Sat) – 2018.6.17(Sun)

参加作家: 青山悟、淺井裕介、マシュー・バーニー、ヨナス・ブルゲルト、ホセ・ダヴィラ、セバスチャン・ディアズ・モラレス、ナタリー・ユールベリ&ハンス・ベリ、トレーシー・エミン、マーク・フラッド、モリーン・ギャレース、五木田智央、ジョアン・グスマン&ペドロ・パイヴァ、キース・ヘリング、セクンディノ・ヘルナンデス、カンディダ・ヘファー、今津景、ハイヴィ・カーラマン、金氏徹平、加藤泉、川俣正、小泉明郎、丸山直文、ライアン・マッギンレー、ミヤギフトシ、ジョナサン・モンク、リチャード・モス、ヴィック・ムニーズ、村上隆、オスカー・ムリーリョ、奈良美智、西村有、大竹伸朗、オスカール大岩、ヨーコ・オノ、ジュリアン・オピー、ジョルジュ・オズボルト、ロブ・プリット、ゲド・クイン、マリナ・レインガンツ、クリスチャン・ローザ、ウィレム・サスナル、さわひらき、澤田知子、杉本博司、杉戸洋、鈴木ヒラク、照屋勇賢、トゥークラル&タグラ、マリオ・ガルシア・トレス、アンディ・ウォーホル、リネット・ヤドム・ボアキエ

モームとLPACK.: 2018.5.19(Sat) 13:00-
場 所:平塚市美術館 前庭
参加費:1,000 円(コーヒーとお菓子つき)
対 象:一般 ※当日は先着順で受付、お菓子がなくなり次第終了。

「モームと L PACK.」は、月に1 度、東京・渋谷にある書店ユトレヒトで行っているコーヒー&ケーキスタンド。展覧会に合わせて平塚市美術館に出張します。

Venue: The Hiratsuka Museum of Art
Dates: 2018.4.21(Sat) – 2018.6.17(Sun)

Flap-flop, Clap-clop: A Place Where Words are Born | ヒツクリコ ガツクリコ ことばの生まれる場所

2017年10月23日(月)

会場:アーツ前橋、前橋文学館
会期:2017.10.20(Fri) – 2018.1.16(Tue)

参加作家: 足立智美、荒井良二、浦上秀樹、大澤雅休、大澤竹胎、オノ・ヨーコ、oblaat、河口龍夫、河原温、フランチェスコ・カンジュッロ、北園克衛、草野心平、ジョン・ケージ、塩見允枝子、クルト・シュヴィッタース、白石慶子、鈴木ヒラク、トゥッリオ・ダルビゾラ、トリスタン・ツァラ、東宮七男、TOLTA、新国誠一、ni_ka、萩原恭次郎、萩原朔太郎、福田尚代、文月悠光、ベン・ヴォーティエ、ジョージ・マチューナス、Maniackers Design、フィリッポ・T.マリネッティ、ミヤギフトシ、ムットーニ、山川冬樹、山村暮鳥、横堀艸風

詳細:http://www.artsmaebashi.jp/?p=9424

Venues: Arts Maebashi、The Maebashi City Museum of Literature
Dates: 2017.10.20(Fri) – 2018.1.16(Tue)

Artists: ADACHI Tomomi /ARAI Ryoji/URAGAMI Hideki/OSAWA Gakyu/OSAWA Chikutai/ONO Yoko/oblaat/KAWAGUCHI Tatsuo/KAWARA On/Francesco CANGIULLO/KITAZONO Katsue/KUSANO Shinpei/John CAGE/SHIOMI Mieko/Kurt SHIWITTERS/SHIRAISHI Keiko/SUZUKI Hiraku/Tullio D’ALBISOLA/Tristan TZARA/TOMIYA Kazuo/TOLTA/NIIKUNI Seiichi/ni_ka/HAGIWARA Kyojiro/HAGIWARA Sakutaro/FUKUDA Naoyo/FUZUKI Yumi/Ben VAUTIER/George MACIUNAS/Maniackers Design/Filippo T. MARINETTI/MIYAGI Futoshi/MUTTONI/YAMAKAWA Fuyuki/YAMAMURA Bocho/YOKOBORI Sofu

Details: http://www.artsmaebashi.jp/en/?p=2257

To Die in Vain (or Not) | 犬死にか否か

2017年09月07日(木)

会場: TALION GALLERY
会期: 2017.9.16(Sat) – 10.15(Sun)

参加作家:石川卓磨、槙原泰介、ミヤギフトシ

詳細:http://www.taliongallery.com/

Venue: TALION GALLERY
Date: 2017.9.16(Sat) – 10.15(Sun)

Artists: Takuma Ishikawa, Taisuke Makihara, Futoshi Miyagi

Details: http://www.taliongallery.com/

個展「How Many Nights」 / 小説第二弾「暗闇を見る」

2017年06月28日(水)

個展「How Many Nights」
会場:ギャラリー小柳
会期:2017.7.7 (Fri) – 8.30 (Wed)
オープニングレセプション:2017.7.7 (Fri) 18:00-20:00
アーティストトーク:2017.7.29 (Sat)
*夏季休廊:8.11(Fri) – 16(Wed)

「American Boyfriend」シリーズ最新作となる約40分の映像「How Many Nights」を含む個展を開催いたします。20世紀初頭から第二次大戦後にかけて生きた五人の女性たちの物語となる「How Many Nights」を中心とした、新作映像インスタレーションを発表いたします。

中編小説「アメリカの風景」トーク&展示

2017年03月28日(火)

このたび、初めての小説を発表することになりました。「アメリカの風景」というタイトルの中編で、4月7日発売の『文藝』2017年夏号誌上にて発表予定です。せっかくなので、発表に合わせてユトレヒトにてトークとささやかな写真の展示を開催することにしました。掲載誌である『文藝』も販売します。

タイトルからも想像できる通り、小説は「American Boyfriend」プロジェクトとも密接に関わる内容になっています。

トークではゲストに佐々木敦さんを迎えてお話しする予定です。ぜひお越しください。

「アメリカの風景」トーク
2017年4月11日(火)18:00-
登壇者:佐々木敦、ミヤギフトシ

要予約・限定30名様 ※先着順
参加費:1,000 yen (ドリンク付)
お申し込みはメールにて承ります。
送り先: info@utrecht.jp
件名を「アメリカの風景トーク参加希望」とし、本文に参加者のお名前と連絡先電話番号をご明記ください。

佐々木敦:
批評家。HEADZ主宰。ゲンロン批評再生塾主任講師。『未知との遭遇【完全版】』『ゴダール原論』『例外小説論』『ニッポンの文学』『ニッポンの音楽』『ニッポンの思想』など著書多数。近刊に『新しい「小説」のために』。

American Boyfriendトーク:老い、失われる記憶と生まれる物語

2016年11月08日(火)

2011年から始まったAmerican Boyfriend企画のトークイベント、今回は老いや古いものの持つ記憶をテーマに、星野太さん、堀江敏幸さんをゲストに開催します。

美術手帖2015年11月号誌上にてヴォルグガング・ティルマンス展『Your Body is Yours』のレビューを星野太さん(「ティルマンス(と私たち)の11年」)と僕(「老いてゆく為のInstrument」)でそれぞれ書き、その後星野さんと老いや加齢についての話を始めたことが本企画のきっかけでした。

それから、個人的にセクシャルマイノリティーのアーティストと「老い」や「加齢」について、そして、フェリックス・ゴンザレス=トレスをはじめとした作家たち、老いることなく死んでしまった人びとについて考えることが多くなりました。また、「The Ocean View Resort(2013)」の破れた兵士の写真など、古いものから褪せてゆく記憶、それとは反対に立ち上がってくる物語は、制作においても重要な要素になっています。

古物市で見つけた古い絵葉書からある詩人の物語が立ちあがる『その姿の消し方』や地方の小さな町に住む年老いた登場人物たちの物語『雪沼とその周辺』などの著作がある堀江敏幸さんをもうひとりのゲストに、老いや記憶についてお話しします。また、トーク冒頭ではフェリックス・ゴンザレス=トレスの作品やそれらが僕に与えた影響についての簡単なプレゼンテーションも行う予定です。

会場:VACANT
住所:150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-13
日時:2016年11月27日(日) 15:00-
入場料:1,500円
予約:info@takashiogami.com
*件名を「老い、失われる記憶と生まれる物語」とし、お名前・人数・ご連絡先を明記の上、上記のアドレスまでメールをお送りください。

出演:
星野太
堀江敏幸
ミヤギフトシ

司会:
江口研一